フレームアート

 

フレームアートが作り出す料理(5)
60名くらいのホームパーティー
(神奈川県O邸宅ホームページ)

 

そば打ち

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パーティーの施主のO氏の友人で浜松の名割烹百里庵の当主が弟子のKさんを引き連れて応援に駆けつけました。百里庵の当主曰く「そばは素材と打ち手と茹でが大切」。

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暖炉【フレームアート】の上に設えられた大きな茹釜の沸騰状態を見て大満足。60名分のそばを茹でるのは普通なら大仕事です。しかし、フレームアートの火力なら何でも有りません。左の写真の大釜の沸騰状態で実際には15分程度で茹で上がりました。大量のお湯で素早く茹でるので味も勿論最高です。

 

 

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そばのお刺身

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そば打ちの後はそばの刺身を作ってくれました。材料はそばと全く同じです。打立てのそばを短
冊状に切って大釜で素早く茹でます。

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ぷりぷりした食感はフグの刺身を思わせます。
付け合わせは刻みネギとそば味噌と山葵おろし。

 

鉄板でクレープづくり

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百里庵の当主の要望でソバのクレープを作る事に成りました。
そばクレープは薄めにそば粉を溶いて調味料で味を整えておきます。
その材料を出来るだけ薄く鉄板の上に延ばします。直ぐに焼けますから後はソバ味噌や貝割れ等の野菜を包んで仕上がりです。
暖炉も上部に厚さ15mmの鉄板を加工して大型の鉄板焼き器を用意しました。
この時はクレープとローストビーフ用の肉を少し分けて置き、ステーキも焼いてみました。
この大型の鉄板は大勢のパーテーでは餃子や焼そば、野菜炒め等々に万能です。

 

羽釜でご飯を大量に炊く

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大量の炊飯は普通は大掛かりな炊飯装置が必要です。しかし、フレームアートが設えていれば簡単です。O氏邸ではパーテーのため、急遽仮設の暖炉を屋外に仮設しましたが、通常は屋内設置の暖炉です。
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最初のシメジご飯は少しオコゲが多くなりました。
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美味しいご飯の炊き方を説明します。炊飯のコツは昔から言われている様に「始めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣くともふた取るな」です。左の写真はご飯の炊き始めです。暖炉正面のレバーが少し横向きに傾いています。これは「初めチョロチョロ」で火力を抑えている状態です。
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次に左の写真をご覧下さい。暖炉の正面のレバーが立っています。これは最大火力で「中パッパ」の状態です。
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左の写真はレバーが少し横向きで火力を抑えて「蒸している状態」です。60名位の炊飯なら一度に炊けますが、アワビの炊込みご飯とシメジの炊込みご飯の2種類を作るため2度の炊飯にしました。この様にフレームアートでは大量な調理も簡単に出来ます。
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鴨の直火焼き

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美味しい鴨の料理は通常は意外に難しいものです。
それは鴨には脂分が多くてそれが上手に処理できないとシツコクてあまり美味しく有りません。
脂分を抜いて表面をコンガリと、それでいて中はジューシーに仕上げるにはコツが有ります。
それは強火の遠火でジックリと焼く事です。普通の調理器では強火の遠火は中々難しい所です。
フレームアートの大きな火口では食材や料理に合わせて思い通りの火力が簡単に得られます。

 

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左の写真は鴨の下作りの最中です。鴨の胸肉を20片程度用意して塩と胡椒を擦り込みます。柔らかくいただくには予めレモン汁等に付けて置くと良いでしょう。60名に鴨料理を出すには数多くの鴨が必要になります。下作りはそれほどの仕事では有りませんが、普通はコンガリと焼くのが大変です。フレームアートでは写真の右側の下から3枚目の様に一度に5本の串が焼けます。その為に焼く時間は20分程度です。その上、頃合いを見計らって付け合わせのネギまで同時に焼けます。
フレームアートの威力は下作りの際の頼りない鴨の胸肉が写真中央の焼き上がりの時はフックラと膨らんで表面がコンガリと仕上がっています。これだけの調理能力はプロ仕様の調理器でも余り出来ません。
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肉料理の王様ローストビーフ
(注意するのは焼き過ぎだけです)

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ローストビーフは肉料理の王様と言われています。
ローストビーフは通常ダッチオーブンで手軽に作ります。しかし、60名に提供するには約6kgの肉塊が必要でしたので暖炉の火口を利用して直火焼きにしました。
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特製の回転式の大型焼物器を調達して直火焼きに挑戦しました。先ず、下ごしらえは肉塊を凧糸で形を整えます。この作業は大きな肉塊は上段の右側写真の様に扁平になっている場合が有ります。それを凧糸で丸い状態に整えます。これは焼き具合を均一にする為です。
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下作りが済むと大型焼物器に肉塊をセットします。肉を支えるには大串を刺して固定しますが暖炉の中で回転している間にズレない為に小串で細かく固定します。この大型焼物器を暖炉の中にセットします。
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フレームアートには炉の中の大型食材を回転させる穴が有りますからその穴に大型焼物器を差し込み回転式のハンドルを廻します。写真右側の下から2〜3枚目がハンドルを廻して焼いている所です。肉塊に火が通って肉が膨張して来ますと凧糸に肉が食い込んできます。
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その様な状態に成ればソロソロ仕上がりです。この様に焼け具合の確認は目視でも十分ですが、別の方法としては細い金串を肉塊に差込んで暫く(数分)したら引き抜きます。この際の細い金串は肉塊の内部の温度に近い温度を示します。この金串が人肌(体温)に近くまで暖まっていると丁度良い状態とも言われています。
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この方法でローストビーフを作って頂ければ分かりますが、その味はどのような名店よりも上です。

 

大型の鯛の塩焼き

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肉が主体のパーティ料理では魚も味わいたくなると考えて大型の鯛を用意しました。
このパーティーには百里庵の当主の友人の著名なプロの料理人も応援に来てくれるのですが、その方が体調を損ない今回はこの時は欠席でした。
その著名な料理人には強い火力で鰹のたたきを豪快に調理して頂きましたが、今回はその豪快な鰹料理が出ないので築地で仕入れた鯛を刺身にして皆様に出しました。しかし、大勢のパーティーでは豪勢に盛り込んだ料理でないと迫力に欠けます。その為に見栄えの良い「大鯛の塩焼き」はパーティーを盛り上げます。作り方は簡単で、鯛に大量の塩をまぶして塩で鯛が見えなくなるくらいに塩を盛り上げます。
大型焼物器でゆっくりと回転しながら焼き上げます。鯛の塩焼きは鯛の水分が乾く様に遠火で焼きます。
水分が抜けないと身が崩れてしまいますのでご注意下さい。焼き上がったらナイフで取り分けてめいめい皿で召し上がって下さい。
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メインディッシュ
子豚の丸焼き

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O氏邸のパーティーは十分な料理が用意された豪華なパーティーですが、締めに多少のパフーマンスを提供しました。その中の一つが子豚の丸焼きで、もう一つが大鯛の塩焼きです。
この様な料理は家庭はもとより、一般のレストランでも中々味わえない料理です。
暖炉【フレームアート】が有ればこそのメニューです。
この料理にも特製の大型焼物器が威力を発揮します。
下ごしらえが済むと焼物器に食材をセットします。その後で大型焼物器を暖炉の中にセットします。
ローストビーフの時と同様に暖炉側面にセットされた回転レバーを廻し適当に焼きます。
子豚の丸焼きは表皮がコンガリとして最高の美味と言われていますが、ウッカリすると焼き過ぎの部分が出現しますから「要注意」です。子豚の表皮をコンガリと焼きパリット美味しく仕上げるには焼きながら水をスプレーするのがコツです。
この時の調味料は塩、胡椒のみでしたがポリネシア地方では各家で作る特製のソースが自慢だそうです。
焼き上がった子豚はナイフで取り分けでめいめいの皿に盛って召し上がって下さい。
フリピンの知人が言うには、彼方では村長さんとかの偉い人が皮から食べて一般人はその後で肉を頂くのだそうです。我々が豚の丸焼きを頂く時もその様な手順に成るのかと教わりました。
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