ゆとり発電ユニット

冷房の種類とそれぞれの特徴

09◎冷房(非蓄熱式)

一般的なエアコンを利用する冷房方式です。
高価な昼間電力を消費するので経済性にも難点が有るが、特に節電を要求される時代には工夫が必要です。

 

◎冷房(夜間電力を利用する躯体蓄熱式)

この方式の本格的なシステムは高級な輻射冷房で採用されています。しかし、ここで説明するのは一般のエアコンを利用した躯体蓄熱冷房です。

この使い方は安価な夜間電力を利用して23時〜朝7時まで室内を冷房します。

22誰もいない室内を冷房する事に驚かれると思いますが、これがこの方式の冷房のコツです。節電の時代でも夜間電力は供給余力があり、また電力料金も非常に安価ですから節電効果と経済性の面でも効果的です。

この夜間電力利用の躯体蓄熱冷房は特に外断熱のコンクリート造(RC造)では効果的です。夜間電力利用の躯体蓄熱は昼間の電力の節電に大きな効果があります。

RC造に限らず、大きな木材を使用するログハウスや外断熱の木造住宅でも予想外の蓄冷効果があります。

この方式の冷房が適しているのは、床暖房のみで充分な暖房が可能な床暖房を備えた建物です。エアコンを暖房でなく冷房のみに利用することで、経済的かつ快適な生活が可能になります。

 

◎冷房(氷又は冷水蓄熱式)

11この方式の冷房は電力ばかりでなく、【ゆとり発電】ユニットを利用することにより、薪等のバイオマスで冷房が可能です。その他にも、ガスボイラや灯油ボイラの熱も吸収式冷凍機で冷房に使用できます。蓄冷設備があると安価な夜間電力で氷や冷水を蓄えることが可能です。

節電が要求される時代には蓄冷式の冷房が最適です。節電に協力したくても熱中症になり体調を崩しては大変です。

蓄熱式冷房は安価な夜間電力及び薪等のバイオマスやガス・灯油ボイラを利用する冷房方式です。電力に余裕がある夜間の電力で冷熱を蓄熱しておくことで、昼間の電力消費量を減少させ電力不足の解消に貢献できます。

蓄熱式冷房の熱源としては、薪の燃焼熱を利用する【ゆとり発電】ユニットの吸収式冷房が有効です。この場合においても、熱の供給と冷房の需要とが時間的にズレを生じさせるために蓄冷タンクが有効となります。

 

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