フレームアートでは、暖炉として楽しむばかりでなく床暖房や給湯の熱源としての利用が出来ます。
これは、暖炉の燃焼室の5面(前後、左右と下面)を全て水冷壁で囲んでいるから効率よく熱を回収するシステムになっているからです。
灯油の燃焼との比較
灯油の発熱量は8,000kcal/Lです。
これに対して乾いた薪の発熱量は4,000kcal/kgです。
つまり、薪２kgで灯油１Lの発熱量に匹敵します。
■一般的な薪の購入価格
薪の購入価格は千差万別ですが、一般的な標準価格はインターネット等で公表されている4,000kg(4t)が40,000円程度というのが標準価格と見て良いでしょう。
この場合は１kg当たりの単価が10円ですから、灯油の発熱量の8,000kcalに合わせるには２kg=20円相当が必要となります。
現在の灯油の最低価格が60円/Lとしますと、1/3で賄える事になります。
■その他の薪の調達方法
薪は上記の様にまとめて調達する方法の他にも、色々な調達方法が有ります。
植木屋さんや製材所、木材の加工所等は薪を引き取ってくれる所を探している場合も有ります。
その他にも果樹の剪定や庭木の手入れで出る薪も知り合いの方から無料で貰えるケースもしばしば有ります。
いくら親しい人でも灯油を無料で下さる方は一般的には余り居ませんが、薪については相手さんも処分に困っているケースが多く、話を掛けておくと意外に多くの薪が無料でも集まります。
最も有効な燃料の確保は、ご自分の所で発生する可燃物の処理が出来る事です。
これ等の自家発生の可燃物もそれなりの燃焼熱を発生しますから、エネルギ−的に経済性に寄与します。
生ゴミの処理も出来ますから、生ゴミの持っているエネルギ−も利用できます。
【参考資料】
「輸入住宅スタイルブック」より
左の画像をクリックするとPDFが表示されます。